なぜ分散投資なのか?-世界は成長し続けている
積み立て投資の対象になる投資信託はバランス型、つまり
分散投資しましょうという話を以前しました。
なぜ日本だけでなく世界に分散投資する必要があるのか、
それは地球全体でみれば、まだまだ経済成長が続いていくからです。
世界全体の経済成長率は平均すると3~4パーセントといわれています。
これはIMFという世界的な機関が毎年経済成長率の予測を発表していて、
それによるとこのくらいは世界全体をならしてみれば、成長しています。
なぜか、人口が増えているからです。
人口が増えれば経済活動は増え、経済成長につながります。
日本やEUなどの先進国の場合、少子高齢化で人口が減っていっているので、
大きな経済成長は見込めません。
一方で、中国やインド、東南アジア、南米、アフリカといった新興国は
人口がいまも爆発的に増えていて、平均年齢も若く、
衛材活動が活発化しています。
期待できる成長率は高く、長期投資の対象として向いているといえます。
では、新興国にばっかり投資していればいいのかといえば
そうではありません。
新興国は先進国に比べてリスクに弱いです。
景気がいいときはすごい勢いで成長していきますが、
ひとたび契機にブレーキがかかると一気に不景気になります。
いわゆるハイリスクハイリターンなのです。
で、あるので先進国と新興国、まんべんなく投資することが大事になります。
そこでそうした分散投資を自動で行ってくれる、バランス型の投資信託の出番
ということになるわけです。
年率3~5パーセントの資産増加を目標にしましょう。
ちなみに年間5パーセントのペースで増えていくとすると、
複利の効果で資産はどんどん膨らんでいきます。
たかだか5パーセントでもなめちゃいけません。
複利の効果については次の記事で詳しく解説したいと思います。